軽貨物とは?未経験が知るべき業界のリアル(単価・手数料・経費)と失敗しない会社選び

軽貨物とは?未経験が知るべき業界のリアル(単価・手数料・経費)と失敗しない会社選び
軽貨物とは「軽貨物(けいかもつ)」とは、軽バンや軽トラックなどの軽自動車を使って荷物を運ぶ配送の仕事です。黒ナンバー(貨物軽自動車運送事業)で稼働する配送をまとめてこう呼ぶことが多く、届け出や必要書類は運輸支局で手続きをします。未経験者でも始めやすいとされる一方で、どの業者や案件を選ぶかによって手取りや働き方が大きく変わります。

軽貨物で手取りを左右する要素
軽貨物の収入は「仕事の種類」と「契約構造」によって大きく左右されます。仕事の種類には宅配・企業配・スポット/チャーターなどがあり、契約構造には元請から下請・孫請へと続く階層やロイヤリティ、控除、支払いサイトなどがあります。これらを理解した上で案件を選ぶことが大切です。

代表的な仕事と数字の現実
宅配(個人宅向け)
ネット通販などの荷物を個人宅へ届ける仕事です。1個あたりの単価は150〜200円前後とされ、未経験者の配達個数は1日80〜100個、慣れてくると150個程度が目安です。つまり1日あたりの売上は約1万4千〜2万5000円ほどになります。単価と効率が重要で、配完率を高めることが安定した収入につながります。
企業配(法人向け)
オフィスや店舗、倉庫への納品が中心で、不在が少なく固定ルート化しやすいのが特徴です。宅配より波が少ない場合がありますが、案件ごとの条件差が大きいので契約内容をよく比較しましょう。
スポットチャーター
単発の緊急配送や貸切配送です。単価が良い案件もありますが、安定して回すには「案件を拾える環境」が必要になります。
契約構造とロイヤリティ軽貨物業界では、元請から下請、孫請へと仕事が流れることがあり、階層が増えるほどドライバーの取り分は減少します。また、多くの案件でロイヤリティが発生し、月収の7〜15%程度が目安と言われています。ロイヤリティの内訳やトラブル時のサポート内容が明確な業者を選びましょう。
業務委託では報酬の支払いが遅くなるケースが一般的です。「月末締め翌月末払い」や「翌々月払い」などの支払いサイトが多く、初期はガソリン代や車両代、保険料が先に出ていくため資金繰りが厳しくなりがちです。締め日・支払日・初回入金のタイミングは必ず確認しておきましょう。

経費の現実
売上がそのまま利益になるわけではありません。代表的な経費は次の通りです。
- ガソリン代:フルタイム稼働で月3万〜5万円程度が目安です。(エアコンが必要な季節では6〜8万円行くことも...)
- 車両リース:新車なら月3~5万円、中古なら月2~4万円からとされています。
- 任意保険(黒ナンバー):年間15万円程度からが目安で、条件によって幅があります。
これらの経費を踏まえて手取りを計算することが重要です。
未経験が失敗しない会社選びチェックリスト
契約前に比較すべきポイントは以下の通りです。
- 報酬の形(個建て・日当・距離・時間)
- 単価の根拠(平均個数・平均稼働・繁忙期の波)
- ロイヤリティと料率(7〜15%が目安)
- 控除の内訳(車両、保険、端末、事務費、制服、違約金など)
- 支払いサイト(月末締め翌月末払い・翌々月払いなど)
- トラブル時の支援(事故・故障・クレーム時の対応)
- 解約条件(最低稼働期間、違約金、引継ぎルール)